この対話で一緒にすること
動けない背景には、思い込みだけでなく、生活や体調、家族の事情があることもあります。そのうえで、この対話でしていることは、二つあります。一つは、思い込みを緩めることです。もう一つは、拾いにくくなっている今の自分の気持ちを、拾えるようにすることです。
思い込みを緩める
一つ目は、違和感をきっかけに、思い込みに気づくところから始まります。
たとえば私は、分からないことを人に聞くことができませんでした。自分でも理由が分からなかったのですが、なぜ聞けないのかをじっくり見つめ直すと、小さいころ父親に「自分のことは自分で考えろ。人に聞くもんじゃない」と言われてきたことを思い出しました。父親に怒られないために、自分の中に作ったルールでした。そのルールを、父親以外の人との関わりにも、そのまま当てはめていました。言われた理由は忘れているのに、ルールだけをずっと守り続けていたのです。
ただ、ルールを捨てようとしても、気づけばまた同じ思い込みを繰り返していました。なぜだろうと考えているうちに、そのルールのおかげもあったことに気づきました。一人で考える力がつき、会社では仕事を進める力を認めてもらい、評価もしてもらえたのです。思い込みは、良い悪いのどちらかでは言えません。
自分で考えることを捨てる必要はなくて、相手や状況によっては、人に聞いてもいい。ルールのもとになった出来事と、それで得ていたものが分かり、当てはめる範囲を見直せてから、この思い込みに縛られることは減りました。
今も必要なものは、持っておいていいと思います。必要なくなったものは、ただ邪魔なものとして切り捨てるのではなく、これまでの働きに「ありがとう」と感謝して手放していけばいいと、私は捉えています。
どんな出来事を思い出し、今の自分と照らしてどう受け止めるかは、ご本人にしか分かりません。私にできるのは、そのきっかけを対話の中で一緒に探すことです。
なんとなくの気持ちを拾う
二つ目は、なんとなくの気持ちを拾うことです。私は質問されると、相手に理解してもらいやすい答え方をすることがありました。本当はこう思っているけど、否定されるのが怖くて、考えを曲げて話していました。「どうして?」と聞かれても「特に理由はなくて、なんとなくなんです」としか言えないことは、だんだん口に出さなくなりました。その結果、自分が何を思っているのかも分からなくなっていきました。
だからこそ、「気になる」「少しやってみたい」という好奇心と、「なんか違う」という違和感を、大事にしたいと思っています。その気持ちを話すために、人を納得させる理由を用意しなくても大丈夫です。この対話を、そういう感覚も口に出していいと思える場にしたいです。話す前から方向や目的が決まっていなくても、かまいません。
関わるときに大事にしていること
昔の私は、自分の価値観で人をジャッジしていました。でも、いろいろな経験をするうちに、その人には、その人の価値観や、私の知らない事情があるのだと思うようになりました。同じ立場に立ったら、私も同じことをするだろう、と。だから、相手の事情を十分に知らない私には、外から「こうすればいい」と簡単に言うことはできないと思っています。
たとえば、川を渡りたいと思っても、荷物が濡れないか、水深はどのくらいか、流されたらどうするかと、気になることがいくつもあります。回り道を探すことも、水が引くまで待つことも、選択肢にあります。そんなときに対岸から「こっちに来なよ」「考えすぎだよ」と言われても、それができたら苦労しませんよね。必要なのは、隣に座って、何が気になって渡れないのかを一緒に見てくれる人だと思っています。渡るか、待つか、何を持っていくかを決めるのは本人です。
家族や友人に話せれば、それがいちばんいいと思います。ただ、この先も関係が続く相手だからこそ、腹を割って話すのが難しいこともあります。これを言ったら嫌われるかもしれないと本音を話せなかったり、相手も遠慮して本音を言わなかったりします。返ってくるのが、対岸からの一言のようなこともあります。話を分かってくれる人は、いるようで意外といないと、私は感じていました。だから、日常生活と関係のない第三者に話すことは、私にとって大切でした。
この対話では、まとまらない話も、同じ迷いを何度話しても大丈夫です。くだらない話も、ほかの人には話せないことも話せます。話した内容を、許可なく発信に使ったり、ほかの人に話したりすることはありません。
「どうしてそう思うんですか」と聞くのは、責めるためではなく、何かきっかけがありそうだと気になるからです。私の受け取り方がずれていることもあるので、そのときは一緒に確かめ直します。
話の中で試してみたいことが出てきても、試すかどうかを決めるのはご自身です。人から言われると、やらなければと感じてしまうことがあると思います。だから先にお伝えしておくと、試さなかったとしても、関わり方は変わりません。辞める、続ける、転職する、何も変えない、のどれかへ誘導することもしません。決める権利は、あなたにしかありません。
続けて話す意味
この対話では、話して、日常に戻り、そこで起きたことを持ち寄って、また話します。
私自身、一回で、あるいは短期間で結果を出そうとすると力んで、本心が出てきにくくなりました。続けて話す前提があると、肩の力が抜けます。どうでもいいような話をしているうちに、話そうと思っていた本題とは違うところから、大事なことがふっと出てくることがありました。
ただ、ずっと関わり続けることが目的ではありません。最終的には私がいなくても、ご自身で考えて選べるようになることを目指しています。
この対話との相性
この対話が合うのは、外から示される正解に沿って進んできた方です。受験や部活、仕事、パートナーとの関係でも求められることに応えてきて、周りから見れば順調で、大きな失敗をしたわけでもない。それなのに、言葉にならない違和感が残っている方です。たとえば、この資格を取れば何かが変わると思って取り、取っても変わらず、また次の資格を探している。そんな状態も含みます。
相談テーマは仕事に限りません。人間関係、家族、これからの暮らし方など、最近気になっていることからでも話せます。
この対話では、私が人生の正解や進む方向を決めて渡すことはしません。決められた手順や課題、目標の管理、具体的な指示を求める方には、そうした支援をする方が合うと思います。
似た葛藤を持つ相手の方が、話は分かってもらいやすいと思います。ただ、それは相性の問題で、良い悪いではないと思っています。
一度で決めるのは勇気が要ると思うので、お試しの対話で相性を確かめる機会も用意しています。
料金と申し込みの流れ
この対話は全6回(198,000円・税込)をひと続きで行うものです。1回約2時間、2週間に1回のペースで、標準3か月です。全6回の期間中は、一人で考えて分からなくなったときや、なんだか分からないけどモヤモヤするときなど、どんな些細なことでも、好きなタイミングでメールでご連絡いただけます。次の対話まで抱えておかなくても大丈夫です。
いきなり全6回に申し込むのは不安だという方のために、お試しの単発を用意しています。説明のための時間というより、実際の対話を1回行います。もちろん、全6回について気になることを聞いていただくこともできます。私と話しやすいか、気になっていることを一緒に考えられそうかを、実際に話して判断していただく時間です。
お試しの対話
5,000円(税込)/1回
1回1時間・オンライン
おひとり様1回限り
お試しのあと、続けたいと思われた方に、全6回をご案内します。お試しの5,000円は、全6回の料金にそのまま充てます。全6回に進む場合、追加でお支払いいただくのは193,000円(税込)です(お試しとあわせて総額198,000円・税込)。
お試しのあと、続けるかどうかは、他のサービスともじっくり比較していただいて大丈夫です。大切なお金なので、納得できるまで時間をかけてください。続けない、やっぱり違うな、と思ったときのご連絡も不要です。全6回について、迷っていることや気になることがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。
お試しの対話は、実施前であればキャンセルを承り、全額を返金します。日程の変更は、前日までにご連絡いただければ再調整します。
申し込みの流れ
- フォームから申し込み
- 数日以内に返信し、支払い用の案内(クレジットカード決済)をお送りします
- 入金確認後、日程を調整します
- お試しの対話(1時間)
- 継続を希望される場合は、改めて全6回の詳細をご案内します
Q&A
対象について
Q. HSS型HSP向けのサービスですか?
私自身、HSS型HSPという言葉に重なるところがあります。ただこの対話で見ているのは気質のラベルではなく、今どういう状態にいるかです。「このままではいけない気がするのに動けない」に心当たりがあれば、気質の名前が何であっても構いません。
Q. ワークや課題はありますか?
特定のワークはありません。私自身「このワークをやれば、やりたいことが見つかります」という言葉に惹かれて申し込んだことがありますが、それっぽいやりたいことが出ただけで終わりました。決まった型に当てはめるよりも、その人に合ったやり方があると思っています。だから手順を決めず、話しながら見つけていきます。
申し込みについて
Q. 連絡・質問はどうすればいいですか?
お試し対話申し込みフォームからご連絡ください。申し込みでなく、質問だけでもかまいません。内容を確認して、数日以内に返信します。
プライバシーについて
Q. 話した内容がnoteやYouTubeのネタにされませんか?
私の発信は自分の経験と実感をベースにしています。お話しいただいた内容を許可なく発信に使うことはないので、ご安心ください。
Q. どんな相談でも大丈夫ですか?
日常の中で気になっていることは、どんなことでも話していただけます。ただ、医療行為や心理療法、緊急時の支援は行っていません。専門的なケアが必要なときは、専門家へご相談ください。
本サービスの内容・提供は、予告なく変更・終了することがあります。
ただし、すでにお申し込みいただいた方については、契約内容の通り継続します。